2014年1月21日火曜日

マドレ地方講座への道10 おかねのはなし


 「ぜひ地元で講座を開催したい!」という願いの前に
立ちはだかる、おカネの壁。どうやったら成り立たせる
ことが出来るのでしょう。 こちらにも同じようなこと
を書きました。

 講座の受講料だけでは、(地域にもよりますが)講師料
と交通費を全部賄うのは難しいかもしれません。工夫の
しどころです。また一体、受講料はいくらくらいが妥当
なのか、ここも毎回考えるところです。同じ内容の講座でも、
やはり開催する地域によって調節が必要だという感じを
持っています。

参加費の設定に悩んだこと


 以前、地元加古川で初めて講座を開催することになった時、
受講料設定に大変悩みました。インストラクターの方が
地元で単発講座を開催される時の受講料を見ました。
なるほど、このくらいが普通の額。なるべくそれと同じくらい
の設定をしたい。(だって講座開催を手伝いたいほど、自分は
価値を感じるのだから!)だけど、地域の状況を考えると、
この設定にして産後の女性が来て下さるだろうか。市が開催
している講座、助成金を利用している講座など、赤ちゃん連れ
親子を対象にした講座では無料のものも多い・・・違いは
分かってもらえるだろうか。

 悩んだ挙句、自分が地元で開催する目的を再度確認しました。
「産後すぐの地元女性に、是非マドレの講座を受けてもらいたい」
そして、インストラクターさんにお願いして、初回なので、と
控え目な設定にさせていただいたのでした。なるべくハードルは
下げて、まずは申し込んでもらいたい。

 ちなみに、その次加古川で開催した時は最初の開催に
比べ500円アップで設定しました。初回の参加者の方が、口コミ
に協力してくれたり、告知することにも慣れて、ちゃんとお申込み
頂くことが出来ました。なので、妥当な金額というのは本当
に難しいものです。


受講料の事前振込みについて


 直近2回の講座では、他地域での開催を参考にさせていただき
受講料を事前にお振込みいただくようになっています。それまで
は当日現金をお預かりしていたので、遅刻された方から預かる
タイミングが難しかったり、バタバタしがちでした。事前に振込
いただくと、この部分が解消します。

 申し込んでくださった方にはご面倒をおかけしますが、振り込み
いただくと、キャンセルが減るということもあります。何とか行こう、
と気合を入れていただける、ということなのでしょうか。

 しかし、お子さんの急病などキャンセルの事態になることはあり
ます。ここが単発講座の悲しいところで、常設のクラスではないため
他講座への振り替え、ということが出来ません。また、ボランティア
での運営をしているため、キャンセル分をお返ししていると他の
経費が出せなくなり、講座開催が成り立たなくなってしまうという
辛さもあります。全て考慮した上、一旦お預かりした受講料はお返し
しない、という方法を選んでいます。


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